男性教員が育休を取ること
男性が育児休暇を取ることが世間的にも認められ、SNSやニュースでも話題として取り上げられることが増えてきました。
しかし、僕の職場・自治体では前例を聞いたことがありません。同じような環境の人は子どもが生まれるとしても、そもそも選択肢として考えない人が多いのが実情ではないでしょうか。
- 妻が専業主婦だから…
- 実家にお願いすれば…
- 待機児童も減ってきたし、保育園を利用すれば…
そんな声も聞こえてきそうです。
そこで男性の育児休暇取得について、少しでも興味がある方に対してエールになればと思い、僕の(我が家の)育休取得理由をまとめました。誰かの人生に少しでも役立てていただければ幸いです。
僕が育休を取った理由
僕が育休を取った理由は以下の3つです。
- 1人目の子どもを支えるため
- 職場の多重労働の仕組みを変えるため
- 「家庭運営」に本気で取り組むため
それぞれについて詳しく説明していきます。
1人目の子どもを支えるため
赤ちゃんが増える。家族が増える。喜ばしいことに思えます。
しかし、長男にとっては大事件。「今までみんな僕を見てくれていたのに…」
どんな子でもこんな思いをもつはずです。
「ちびちゃん(次男)が生まれたら、ミルクをあげて、お着替えしてあげて、ねんねさせてあげるの」
そんなふうに笑顔で言ってくれる長男がとても愛おしく、大切に思えました。
長男を支えることが一番のねらいです。ちょうど将来記憶にも薄っすらと残る年齢
それだけ「経験」を求めます。
この時期の息子と時間を共有することが長期的な教育的投資になると考えました。
4歳3ヶ月(年中)
チョコが大好きな男の子!
職場の多重労働の仕組みを変えるため
学校現場では、仕事をすればするほど新しい仕事、大変な仕事が回ってきます。
うまく分散すれば個人の負担が減るものも、一局集中するのが現状です。
そう、管理職の運営が上手とは言えないのです。(当然上手な職場もたくさんあります)
実際の僕の業務がこちら
- 高学年担任(5年連続)
- 情報主任(GIGAスクール以前から)
- 教科主任(専門教科)
- 委員会担当
- クラブ担当
- 特設運動クラブ顧問
- 会計担当
- 教員向け研修講師(校外)
- 地域向け親子教室講師(校外)
- 教科代表授業研究員(校外)
書いてみると、伝わりにくいものもありますね。
若手〜中堅の男性教員にありがちな業務ではないでしょうか。
管理職が仕事を分散させないなら、自分で変える!
そんな思いも込めた育休取得です。
一時的に職場には負担をかけますが、
長期的に見て、知識と技能の分散を図りたかった!
あと、単純にキツすぎ!!
「家庭運営」に本気で取り組むため
育休取得のために、(今思えば)事前準備をしっかりと行いました。
ざっくり言うと、自分と家族の人生について本気で考え、具体的な行動をしました。
ライフワークバランスです。もっというと、お金と時間のバランスです。
教員という仕事は素晴らしいです。飽きない。楽しい。
しかし、家族のこと、自分の人生のことを考えたときに「続けられない」
「辞めなければ」という選択をする人もいます。
そうならないためには「お金」と「時間」をコントロールする必要があります。
「仕組み」を家族全体でつくる時間=男性育休
と、考え実行しました。
集中してやりたいことがたくさんあります!
時間があれば…そんな人多いんじゃないでしょうか?
まとめ
ざっくりですが、「理由」をまとめてみました。
それぞれの詳しい内容をどんどん追記していきます。
- 1人目の子どもを支えるため
- 職場の多重労働の仕組みを変えるため
- 「家庭運営」に本気で取り組むため
最後まで読んでいただきありがとうございました。育休取得に対して悩んでいる人の理論武装になればうれしいです!
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